導入事例

ワーキングマザーのロールモデルを探してもらうための導入

-JSR株式会社-

社長による社員対話会の中で出た
『ワーキングマザー同士の交流の場が欲しい』という声をきっかけに

JSR株式会社
JSR株式会社
人材開発部 労務チーム
(右)チームリーダー伊勢 達也さん
(左)安藤 科容子さん

JSR株式会社

JSRは約3200名の社員がいるのですが、そのうち女性比率は約12.5%になります。
三重県四日市コンビナート内にメイン工場と研究所があるのですが、従業員の約半数がここで働いています。

毎年社長による社員対話会を続けていますが、四日市工場勤務の女性社員と話をした際に、ワーキングマザー同士の交流の場が欲しいという声を多く聞きました。
といいますのも、社員の半数が働いているとはいえ、四日市工場は敷地面積が634,000㎡と広く、その中で女性社員は点在しているという状況で、どこにどんな女性社員が働いているのか、そもそも誰がワーキングマザーなのかわからない、知り合いたくてもその機会がない、という現状があったからだと思います。
また、総合職女性の中には研究員が多いのですが、結婚・出産といったライフイベントの変わり目を迎える者がロールモデルを探しにくい、ということもありました。

初めは社内で独自でシステムを作ろうかと検討もしましたが、

「盛り上がるのか」
「炎上しないか」
「システムを維持するスタッフはどの程度確保できるのか」

といった様々な懸念がありました。

ちょうどその頃に、『エアリーダイバーシティ』というサービスがあることを知りました。

・SNSというものが運用できるのか
・参画してくれるメンバーがいるのか
・SNS内のコミュニティが盛り上がって継続できるのか
・会社の意図しているものになるのか

等の様々な懸念に対して、

・システムの会社が作ったセキュリティもしっかりしたものであること、
・SNS内の盛り上げについて豊富なノウハウがあり、サポート体制が充実していること
・SNSが短期間かつリーズナブルな価格で構築できること

が決め手となり、ワーキングマザーのコミュニケーションツールとして導入をしました。

初期チームの構成メンバーとして、私の在籍する労務チーム以外にも、四日市工場勤務のワーキングマザー2名、システム部門のスタッフ2名を加えて組織横断的な企画チームで製作しました。

チームメンバーのほとんどが、結婚・育児を経験しているワーキングマザーであり、エアリーダイバーシティを導入して1ヶ月後には産休に入るという社員もおりましたが、自分たちの経験も交えながら、具体的に意見を重ね、契約、コミュニティの設計、各種カスタマイズ、運用ポリシーの作成等を実質1ヶ月で作り上げることができました。
議論の多くは、テストも兼ねてこのSNS内で行いましたが、こんな短期間で作ることができたのも、ガイアックス社の万全なサポート体制と、このSNSの使いやすい機能のおかげだと実感しました。

事務も研究も一緒に意見交流ができれば

JSR株式会社

同じ工場内でも業務は多岐にわたります。
しかし、職種が違うとはいえ同じワーキングマザーとしての経験をしてきているので、一緒に情報交換やコミュニケーションを取り、助け合って欲しいと考えています。

キャリアに関しても、これからは定年退職まで働く女性社員の存在が当たり前になると思われますし、ワーキングマザーも同様です。その前提に立って、会社は女性社員の働き甲斐をどうやって見出すか、モチベーションをどうやって維持するかが課題になると思います。

その観点から、従来の一般職から総合職への転換制度を2007年度より改定しました。
具体的には総合職転換の要件に有する勤続年数を短縮し(大卒で勤続3年、高卒で勤続8年を一律1年で転換資格を付与)、やる気のある一般職社員に総合職転換への門戸を拡大した結果、制度改定後は毎年それ以前の3倍程度の社員が総合職転換を果たしています。
今後の課題としては、総合職転換した社員向けの教育に力を入れることや、全社員を含めたキャリア開発支援にも注力することです。

ダイバーシティ推進での今年の計画は、女性社員とその上司を同席させてのペアセミナーを計画しています。
本サイトはこういった一連の活動と連動して運用していきたいと考えています。

日記はその人のキャラクターが分かり、コミュニティは会議室みたいなもの

JSR株式会社

弊社は育児休業取得者が常時30人程度いますが、中には、想像以上の育児の大変さや、以前のように思いっきり仕事ができないことへの焦りからか

・育児休業を取った経験がなにも役に立たない気がする。
・育児経験をメリットに感じない。

といった声を聞くことがしばしばあります。
しかしこのSNSでは子育て、育児休業の経験を、同じ悩みを持っている仲間に役立ててもらうことができ、最大限に活かすことができます。
事業所が広くても、SNSを利用すれば、物理的な問題はなくなります。また、このサイトでは同じ立場の者同士が集まっているので、気軽に日記を書いたり、コメントを付けることで、その人の素の部分に触れることができ、信頼関係が深まっているようです。

ワーキングマザーの次は、男性社員や介護をする社員にも

育児介護休業法の改正もあり、今後は男性社員も育児休職を取得する者が現れるでしょうし、また、これから増えるであろう介護をする社員も先の見えない中で不安などを共有し語り合える場が必要だと考えており、そういった社員にもこのSNSは有益だと思っています。
また、このSNSのアンケート機能を使って、制度に関するヒアリングをするなど、いろいろと楽しみにしている計画もあります。
社員の声をしっかりと聞いて、風土改革にも展開していきたいと思っています。


―本日はお忙しい中、貴重な時間を頂きましてありがとうございました。―

会社概要

■会社名:JSR株式会社
■ホームページ:http://www.jsr.co.jp/
■従業員数:5212名
■事業内容:合成ゴム、エマルジョン、光・電子材料、機能性材料等の製造及び販売
■導入時期:2010年4月

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