2011年6月10日(金)
ダイバーシティ推進におけるコミュニケーション問題について考える
「ダイバーシティコミュニケーションを考えるフォーラム」
セミナーレポート
【第一部】育児中の社員のスムーズな復職・活躍の為に必要な支援
株式会社ベネッセコーポレーション
メディアマーケティング部bizmom編集長
荒川 悦子氏
株式会社ガイアックス
コーポレートコミュニケーション推進部
エアリーダイバーシティ事業責任者
佐原 資寛
■「育児をしながら働く」という事に対して各人の考え方はバラバラ
<職場のコミュニケーション>
■上司-本人
(例) -子供の年齢別に子供の体調で会社を欠勤する日数の推移 -本当は責任ある仕事をしたいと思っているにもかかわらず、制約ある為になかなか言い出せないWMの比率の高さ (データ、統計は全てbizmomより) |
■職場-本人
(例) -早く帰る時の仕事の頼み方や普段から仕事をシェアしたり、感謝の気持ちを伝えるようにしてもらう -どんな仕事でも率先して取りに行く (事例は全てbizmom読者アンケートより) |
<個人のキャリア支援>
■マイノリティ支援
職場にとってはマイノリティである為に個別フォローが必要
-提示するべき情報-
ロールモデル
相談相手
モチベーションアップ
キャリアビジョン
<手法>
同じワーキングマザー同士のネットワークを作り、各人で相談できる環境を作る
・ ワーキングマザーランチ
・ ワーキングマザーSNS
・ 女性キャリアセミナー
職場に対して少し気を使う分、同じ属性の方々に対しての個別支援も必要
■人事としての支援

【第二部】導入企業が語る!ダイバーシティ推進へのSNS活用事例
□講師□
JSR株式会社 人材開発部労務チーム
安藤科容子氏
日本生命保険相互会社 人事部輝き推進室
大杉優子氏
株式会社ブリヂストン 人事部ダイバーシティ推進ユニット
伊禮さやか氏
■SNSの展開と今後の活用
【SNS導入による効果】 JSR株式会社 安藤様
最初はSNSなんて効果があるのかと思っていたが、始めてみると意外と良かった。
まず、日記を使ってお互いの人となりを知り、会った事が無いメンバー同士で信頼関係が生まれ、育児の話をするだけではなく、キャリアの話がされるようになったり社内で開催された女性活躍推進セミナーでの気づきが共有されるようになった。
また、このSNSで中心的な役割を果たしていたメンバーが総合職転換制度を利用した際の面談で、「SNSの経験があったから、転換制度を受けてみようと思った」という話をしてくれるなど、人材発掘、キャリア支援にも役立っている。
当初目論んでいた以上の成果が出て、嬉しい誤算だ。
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【SNSユーザ様の声】 日本生命保険相互会社 大杉様
SNS内では、育休者が自由に書き込みができるコミュニティを作っています。
育休中は会社とのつながりが薄れ不安を感じるものですが、育休者同士がコミュニケーションを取ることでそうした不安や孤独感を解消でき、元気な職場復帰につながると考えており、実際にユーザーからは以下の声が挙がってきています。
「職場復帰に際し、他の皆さんはどうされているのか、実際に復帰された方の日記などが非常に参考になり、勇気づけられました。」
「復帰のことを考えて不安になったとき、当サイトを活用させていただきました。」
「今後について考える際、広場に書き込みをしたところ、仕事と育児を両立されている先輩方のアドバイスを受けて不安が解消されました。」
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【ダイバーシティ推進へのSNS活用】 株式会社ブリヂストン 伊禮様
今は育休産休者に限定して使っており、会社と離れる不安の解消や会社情報を取れる場所にしているが、今後は、
・ 新人
・ ワーキングマザー
・ プレパパ・ママ
・ 両立に不安がある若手
・ 外国人
など、ダイバーシティを進める上で、数が少ない為に不安を持つ社員が同じ立場の者同士コミュニケーションを取れる場としてSNSを活用していき、多様な社員が活躍していける環境にして行こうと考えている。
【第三部】ワールドカフェ「人事ができるコミュニケーション支援とは?」
<コミュニケーションの場づくり>
・ リアルとバーチャルの相乗効果をいかに生み出すか
・ ランチミーティングは仕切る人が重要
・ 意識が違う人同士のコミュニケーションをどうするか
・ バーチャルもいい、リアルも重要
・ 役員と若手の対談の場を設定
・ トップの発信、理解
<コミュニケーションの質>
・ お互いのひととなりを知らないと良い仕事ができない
・ 育休復帰者の二極化(ばりばりとゆるゆる)どうフォローするか?
・ 本音と本質をどう引き出せるか
・ 復職支援では、人事と上司のコミュニケーションのパイプも太くしないといけない
・ ジェンダーによる考え方の違いを理解しないと女性管理職は増えない
・ ロールモデルが少なく、年齢によっても大きくギャップがある
・ 井戸端会議からいかに次のステップに展開するか(まずは信頼関係の構築だが、愚痴のみで終わらないように)
<コミュニケーションのガイドライン>
・ 妊娠がわかったら、まずは上司から「おめでとう」と言う
・ 360度評価で周囲の評価を伝える
・ 上司と育休者の間にハンドブックを作ってガイドラインを提示
<相互理解へのコミュニケーション活用>
・ 家族を職場の人に知ってもらう
・ ダイバーシティは民族や人種性別だけではなく、プロパーか転職組かというものも含まれる
・ 仕事の見える化をして、相互理解につなげる
・ 人事はコミュニケーションの際のハブ的役割
・ SNSは運用の難しさがある
<コミュニケーション課題>
・ コミュニケーションの場作りの難しさ
・ 昔の方がコミュニケーションがとれていたのでは?
・ ワーキングマザーのコミュニケーション与えられるのではなく、見つけてほしいは
・ 人事としての関わり方の難しさ
このような話が各テーブルで出ていました。
多様性を推進する上で、相互理解は重要、その為の場をどう作るか。
考え方が違うメンバー同士のコミュニケーションをどう設計するか等、各社の事例や施策を共有していただきました。
アンケート結果と参加企業
■第一部満足度 : 4.2 (満点5点)
■第二部満足度 : 4.3 (満点5点)
■第三部満足度 : 4.6 (満点5点)
□参加企業□
株式会社セディナ
全日本空輸株式会社
清水建設株式会社
古河電気工業株式会社
東京急行電鉄株式会社
住友林業株式会社
カルビー株式会社
花王株式会社
株式会社ポーラ
株式会社NSD
サラヤ株式会社
株式会社千趣会
株式会社栄光
株式会社岡村製作所
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
大日本印刷株式会社
双日株式会社
をはじめ32社 48名様にお集まりいただきました。
(企業様名は順不同、敬称略、ご許可いただいた企業のみ掲載)
お喜びの声
- 初めて参加させていただいたのですが、ワールドカフェがとても有意義でした。ありがとうございました。
- 各社の人事の方の課題等直接聞けて参考になりました。ワールドカフェの時間がもう少し長くても良かったかなと思います。
- 他社様の実例等を聞くことができ、有意義でした。
- SNSの実際の利用方法が伺えてよかった。
- SNSを実際導入して良かった点が聞け、参考になりました。もう少し深くお話を伺いたいくらいでした。




