2010年12月10日(金)
大介護時代に向けて、今、人事に出来ることを考える “介護”への備えを考えるフォーラム
セミナーレポート
【第一部】介護への対応事例、世の中の動向について

□講師
株式会社ガイアックス
コーポレートコミュニケーション推進部
エアリーダイバーシティ事業責任者
佐原 資寛
■在宅介護の課題
要介護認定を受けた方は10年前の2倍、介護施設や高齢者専用住居の定員は要介護者数の3割以下という状況の中で、日本は高齢化社会を迎えようとしています。
そんな中、企業にとっても介護問題は深刻で、管理職世代=介護世代という中で、対応策が求められています。
■人事が介護を考える上での問題
・ 各家庭での個別性が強い
⇒兄弟や出身、同居の状況によって、対応が全く違う。
・ 介護は終わりが見えない
⇒亡くなって初めて終わるケースも少なくない。
介護休業は介護をする時間ではなく、介護をしながら働き続ける為の準備の期間と知ってもらう。
・ 介護は突然やってくる
⇒急に倒れられて、そのまま介護というケースも多い。なんの備えも無いと働き続けることを放棄してしまう。
・ 介護を職場では共有出来ない
⇒介護世代の特徴でもあるが、プライベートを職場で開示しないし、できる風土がない。
■制度について
-休業ではなく、時短を
働き続ける為の休業制度なので、休む期間は極力短く、時短勤務の柔軟さで介護との両立を支援した方が、本人と会社双方にとって良い。
■社員に対する介護への理解促進
-介護ハンドブック
制度や介護保険などの必要な知識をイントラから簡単にダウンロードできるようにしておく。
-介護SNS
人事からアンケートを取ってニーズを把握したり、匿名性を担保し、両立のノウハウをデータベース化するなど、本人に配慮した形でノウハウや両立策を提示し、人事としてニーズをヒアリング出来る状態にする。
【第二部】パネルディスカッション

□パネラー
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 人事部 堀川佐渡氏
他1社様
■介護対策の事例と今後
各パネラー企業の取り組みをご紹介頂きました。
■「介護セミナー」の開催
介護に関してのニーズを探るためにトライアルで実施。介護経験のある講師を招いて一問一答方式で進めた。
いつ起こるか分からない介護にいざ直面した時の心構えを作ること、更に一人で抱え込まずに制度等を活用して仕事と両立してもらいたいという会社からのメッセージを伝える目的で開催。
管理職世代の参加比率が高く、いままでWLBやDIV分野でアプローチが難しかった世代に対しても、アプローチが出来た。
【第三部】ワールドカフェ
■会場の声
・ ヒアリング、ニーズ調査をしなければいけない。
・ 制度を闇雲に延ばす訳ではなく、復帰支援の為の施策と考えなければいけない。
・ 介護をより理解できるよう、セミナーやハンドブックを作りたい
といった声が出ました。
ワールドカフェの内容はダイバーシティ担当者SNS内にて共有して頂きました。
アンケート結果と参加企業
■第1,2部満足度 : 4.8(5点満点)
■第3部満足度 : 4.8(5点満点)
セミナーの模様はtwitterを用いて中継いたしました。
http://twitter.com/airy_diversity
□参加企業□
株式会社大塚製薬工場
住友林業株式会社
双日株式会社
東京急行電鉄株式会社
三井住友銀行
三井住友カード株式会社
りそな銀行
株式会社NSD
JSR株式会社
コクヨ株式会社
をはじめ23社 25名様にお集まりいただきました。
(企業様名は順不同、敬称略、ご許可いただいた企業のみ掲載)
参加企業様向けにダイバーシティ担当者SNSへご招待致しました。
次回以降取り扱ってほしいテーマ
・ メンタルヘルスについて
・ 介護に関するものを継続開催してほしい
・ WLBやDIVが業績といかにリンクするか
・ 障害者雇用
今後も上記のようなテーマでフォーラムを開催していきます。
お喜びの声
- 各社の悩みや現状を共有出来ました。
- 人事側も勉強不足な所もあるので、情報収集をしなければと思いました。
- 各社の担当者の方々が考えてらっしゃる課題や解決策を共有でき、参考になりました。
- ワールドカフェでは、各社の規模、業態によって悩みが様々だった。
- 本件はやはりニーズが確認できていないことがどこでも同じレベルであると感じた。




